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by marjoram_house

テレビと言語発達の関係。

幼児番組で言葉発達?…NHK研究所がテレビ影響調査 
NHK放送文化研究所は7日、「子どもに良い放送」プロジェクトの第2回の調査結果を発表した。それによると、1歳児までの乳幼児のテレビの視聴実態が言葉の発達とある程度関連があることが分かった。
 テレビやビデオ、テレビゲームなどの映像メディアが、子供の心身の発達にどのような影響を与えるかを追跡調査する、世界で初の試み。2002年に川崎市で生まれた子供1250人を年1回、12年間にわたって調査する。
 今回の調査では、1歳児の「テレビ接触時間」(スイッチの入ったテレビの前にいる時間)は零歳時より10分増の3時間23分、「専念視聴」「ながら視聴」を合わせた「テレビ視聴時間」は、39分増えて1時間44分だった。
 また、「汽車」「電車」「積み木」など448語の言葉についての理解を調査した結果、零歳時点で「テレビ接触時間」が長い子供ほど、1年後に意味の分かる言葉の数が少ないことが判明した。幼児向けの教育番組に限ると、見ている子供ほど表現できる言葉の数が多かった。ただし、テレビ視聴の長短にかかわらず、「外遊び時間」や「読み聞かせ頻度」の方が、分かる言葉の数と大きな関係があることも分かった。<by Yahoo!ニュース>



テレビがお茶の間に登場して、もう40~50年経っているというのに、こうした追跡調査が今回始めていうことに、まず驚いた。
だって子どもの言語発達や情緒発達に、テレビやゲームが深く関わっていると言われるようになってから随分経っていて、テレビをBGM代わりに付けっ放しにしている私など、少なからず恐怖に感じたりしていたんだから。

この文章を読んで解ることは、やっぱり垂れ流しの言葉の羅列じゃ、子どもの頭の中に入って行かないという事。
大人でも同じことが言えると思うけど、言葉と共に感じた他の刺激と一緒に覚えているということがしばしばある。
例えば、始めて食べた郷土料理の名前を覚えるのに、材料はなんだったかとか、食べた場所の雰囲気だとか、誰と一緒に食べただとか、そういうことも総合して覚えている。
だから後になって、郷土料理の名前を度忘れしていたとしても、記憶を辿っていくことで思い出せたりするのだ。

また意味のない言葉の羅列でも、繰り返し聴くことと、インパクトのある映像が重なると覚えやすくなる。
コマーシャルなどはその効果を狙っていて、うちの子達も小さな頃からコマーシャルソングを歌っていたりした。
だからといって個人の記憶力とはあまり関わりがないように思える。
要するに、子どもが積極的に興味を持った事柄には、テレビだろうがゲームだろうが、絵本だろうが、何でも頭の中に入っていってしまうのだろうな。
早く覚えればいいという問題でもないし、とにかく沢山覚えればいいと言うことでもないから、こういうことはじっくり親子で会話を楽しんでいればいいのだと思う。
子どもが小さな頃は「テレビを長時間見せてはいけない」とか「切れやすい子どもを作る」とか、散々脅かされて子育てをしてきたけど、結局外遊びなどの生の体験と、読み聞かせなどの親子の関わりが充分であれば、子どもの言語発達とテレビ視聴との関係は、それほど気にする問題でもなさそうだ。

生きている限り色んな情報が望むと望まざるとに関わらず絶えず入ってくるが、全てを受け入れることは出来ない。
人間には重要なものを選択する能力と、必要でないものに関しては忘れるという能力があるのだから、要はどれを選ぶかなのだ。
テレビと言語発達を調査するより、そうした感性はどこで養われるのかを調査した方が今後の育児のヒントになると思うのだけどなぁ~。
by marjoram_house | 2004-10-09 15:23 | ニュース
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