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by marjoram_house

ドラえもんも声変わり?!

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ドラえもん25年声変りしちゃう、大山のぶ代ら交代 [ 11月22日 17時05分 ]
夕刊フジ

 ドラえもん、四半世紀を経て声変わり-。テレビ朝日系の人気アニメ「ドラえもん」の声優陣が来年4月から一新されそうだ。昭和54年の放送開始以来、ドラえもん役の大山のぶ代さん(68)をはじめ、主なキャラクターの声優は不動だった。しかし、放送開始25周年の区切りを迎え、長年、親しまれた声はタイムマシンに乗って、思い出の世界に旅立つ。


放送開始25周年というから、私が10代の頃から始まったことになるんだなぁ~。
もっと子どもの頃からやっていたようにも思えるけど、そういえばドラえもんの秘密アイテムにしても、それ程詳しい訳ではないのだ。

最初はのび太があまりにも怠け者過ぎて、そんなのび太をいとも簡単に助けてしまうドラえもんが嫌いだった。
物語のストーリーとしては、虐めや不運と闘いながらも健気に明るく生きている主人公が、魔法使いに助けられるというのが常道で、誰もが納得のいく筋書きだった。
そんな中で、怠け者で我が侭なのび太が、便利アイテムを丁度良いタイミングで出してくれて、難を逃れ楽をしてしまうのは、どうしても合点が行かず「ずるい!」と感じていた。

それなのに、大人になった今でも子どもと一緒にドラえもんを観てしまう。
うちの子達はのび太が0点のテストを母親に見つかって、こっぴどく叱られている場面で大笑いをしてみている。
物事が思い通りに行かず「ドラえも~~ん^^;」と泣いて縋りつく場面でも、ニコニコ顔で眺めてる。
そしてお決まりのエンディングで、のび太がいい気になってアイテムを使いすぎ、思わぬしっぺ返しを受ける場面でも、大笑いで満足気なのだ。

子どもの様子を見ていると、どれも自分をのび太に投影して観ているように思える。
でもそれは誰にでも持ち合わせている、いわば“悪魔の顔”をした自分ばかりなのだ。
宿題をしなければいけないのはわかっているけど、お気に入りの漫画を読んでいたいし、友だちとずっと遊んでいたい。
そうした怠け心の自分が、常に“天使の顔”をした自分と戦うわけだけど、結局多くの場合、“悪魔の顔”はしぶしぶ退散し、本当はやりたくもないことをやるしかなく、行き場がなくなった“悪魔の顔”は、アニメの中のお助けロボットのドラえもんに救ってもらうことで、何とかバランスが取れているんじゃないかと思う。

言ってみれば、アニメにしては凄く人間臭い特徴をのび太は持っていて、ヒーローでもヒロインでもなく、等身大の自分を感じさせてくれるのだろう。
だからこそ『努力』とか『忍耐』といった事を、ストーリーの中に持ち込むのではなく、夢のような出来事を盛り込みながら、一度は良い思いをしてみたいのだ。
でも子どもたちはバカじゃないから、そんなに上手く行くわけがないと知っている。
最後ののび太へのしっぺ返しも、一度良い思いをさせてくれた余裕から笑って観ていられるのだと思う。

25年前から同じパターンで楽しませてくれたドラえもんだけど、お決まりの声が変わってしまうことで、上手く切り替えが出来ない私などは、暫くドラえもんから遠退いてしまいそうだ。
それにしても平均年齢が60歳以上の声優さんたちで、小学生ののび太やしずかちゃんを演じていたのかと思うと、改めて驚いた。
若手の声優さんたちとバトンタッチをするらしいけど、子ども達の反応が今から楽しみだったりする。
by marjoram_house | 2004-11-23 00:39 | ニュース
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