人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ポチッとな!

日々の出来事をつらつらと・・・。犬と猫が邪魔をします。。。
by marjoram_house

家族の“死”を受け入れるということ。

テレビドラマ『あいくるしい』を観た。
母親が死んで葬儀を出すシーンでは、昨年の父の時の事を思い出してしまった。
私も主人公の少年ホロと同じで、父の死を経験しても涙が出なかったことを罪の意識として受け止めていた。
母も姉もボロボロと涙を出し嗚咽しているのに、自分だけが葬儀の段取りを考えて、花の位置とか参列してくれる親戚への接待とか、どうでもいいようなことに神経が働いてしまって、どうして自分はこうなんだろうと、歯がゆい気持ちでいっぱいだった。
葬儀とか一連の行事が終わった後でもそれは同じで、ふとしたことをきっかけに思い出される父の姿に、まるで随分昔に死んだ人のような感覚で、笑って思い出話も出来た。
隣では笑いながらも、まだ父の死を受け入れられない母や姉はハンカチが手放せないでいる。
まるで思い出と闘うように、度々涙を流すのだ。
そんな事を何度も繰り返して、時間の流れにも助けられ、その闘いが次第に優しさに変わる瞬間がある。
私はその瞬間を見届ける役目を自ら買って出たのかもしれない。
そう思うことで涙を流さなかった罪の意識が少しは和らぐ。
こういうのを自己満足というのだろうね(笑)

今日は子どもたちの剣道の試合があった。
団体戦のみの試合で、次男は大活躍だった。
なにせ小4の小柄な次男が、頭一つ分大柄な小6の優勝候補チームの副将に勝ったのだ。
それも面で一本勝ち。
みんなから「凄いぞ!」と褒められ、「強い精神力の持ち主だ」と持ち上げられ、次男は天狗のように鼻が高くなっていた。
一方長男はまたもや辛い試合になってしまった。
1回戦目は引き分け。2回戦目は一本負け。
良いところが全くなく、暫く悔し涙を流していた。
私の慰めの言葉など、全く効き目がない。
でも長男の剣道は素直で上手だと思うのだ。
ただ右腕に力が入りすぎていて、一本に繋がらない。
今まであまり勝つ経験をしていない長男なのに、練習を休まず剣道を続けているということは、きっと大柄な相手に向かっていくことより、強靭な精神力を必要とすると思うのだ。

家族の“死”を受け入れるということ。_a0015815_22425415.jpg


家族の死を受け入れることと、自分の力量を受け入れることは
どこか似通っているように感じる。
もちろん全く違うことではあるんだけど、一歩を踏み出す時には勇気が必要だ。
by marjoram_house | 2005-05-15 22:47 | 雑記
検索
カテゴリ
CONTENTS
★ここに掲載されている私が撮った写真の中で、気に入ったものがありましたら、どうぞ御自由にお持ち帰り下さいませ。
詳しくは、こちら。



§人気blogランキング
§BS blog Ranking
§ブログ王ランキング
§ホームページランキングネット

ブログランキング・にほんブログ村へ

↑各種ランキングに参加しています。
ポチッとヨロシクお願いしま~す♪

BlogPeople


日向で遊ぼう-TOP-
・about
・みすヾの詩によせて
・私の本棚
・movies
・LALA&POLON
・過去日記




以前の記事
最新のトラックバック
ライフログ
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧